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サンプルプログラムのインポートを行います。プロジェクト自体はSTM32をそのまま利用しましょう。シリアルポートのテスト用プログラムはSample-Projectプロジェクトのtest_toggle_led_by_serialです。このフォルダにある各ファイルをプロジェクト直下にペーストしてください。3つのファイル分の上書き確認が表示されますので、「Yes To All」とします。
図7?1上書き確認ダイアログ
次にlib/platform_config.hを開き、下記の各行から、通信に使用するポートだけコメントを外し、ほかのものをコメントアウトします。下記のものはUSART1を使用する場合の例です。
#define USE_USART1 //#define USE_USART2 //#define USE_USART3 //#define USE_VCP |
仮想COMポートを使用する場合には、下記の行のコメントも外しておいてください。仮想COMポートを使用するためには、マイコンボードに電源を投入した後に、仮想COMポートにターミナルで接続する必要があります。もっとも電源を投入するとすぐにサンプルプログラムのメッセージ処理が実行され、終了してしまいます。仮想COMポートへの接続は手動ですし、接続後のタイムラグもあるので、メッセージの送信処理にはどうしても間に合いません。そこで本書の環境では、下記の行のコメントを外しておくと、マイコンのシリアルポートに何らかのデータが送信されてくるまでは、ユーザプログラムの実行を待つという処理をしています。
/* Uncomment the mecro below if you want to stop just after COM port configuration */ //#define STOP_AT_STARTUP |
変更ができたら、cleanターゲットをダブルクリックし、ライブラリとユーザプログラム両方をビルドし、マイコンボードに書き込んでください。
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