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7.3.4. リセットの検出

 このサンプルはバックアップレジスタの実験のためのものですから、VDDが一旦切断され、その後供給が再開したことにより、マイコンがプログラムを最初から実行する時(これをパワーオンリセットと呼んでいます)に動作させる必要があります。ソフトウェアリセット(プログラムカウンタをROMの先頭の番地に設定してプログラムを最初から実行させる)や外部リセット(リセットボタンの押下=NRSTピンをLレベルにした後Hレベルに復帰させること)では意味がありませんので、処理の開始前に、RCC_GetFlagStatus関数でパワーオンリセットが発生していたのかを確認します。

if(RCC_GetFlagStatus(RCC_FLAG_PORRST) != RESET)

 リセットフラグを使用するプログラムでは、リセットフラグを確認した後は、次にリセットが発生した時にどのリセットが発生したのかを取り違えないようにRCC_ClearFlag関数(ライブラリ 13?3)で、リセットフラグをすべてクリアしておきましょう。

ライブラリ 13?3 RCC_ClearFlag関数

関数プロトタイプ

void RCC_ClearFlag(void)

 

動作

RCCのリセットフラグをクリアします。クリアされるフラグは以下のフラグです。

RCC_FLAG_PINRST

RCC_FLAG_PORRST

RCC_FLAG_SFTRST

RCC_FLAG_IWDGRST

RCC_FLAG_WWDGRST

RCC_FLAG_LPWRRST

引数

無し

戻り値

無し


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