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7.3.6. 書き込みデータの取得

 このサンプルではアスキーコードをバックアップレジスタに格納しましたが、アスキーコードは8ビットなので、16ビットのバックアップレジスタには2文字分が格納できます。16ビット分目一杯に使わないともったいないですから、上位8ビットと下位8ビットにわけて文字データを格納することにします。

 バックアップレジスタの内容を確認した後は、COM_Char_Scanf関数で、これからバックアップレジスタに書き込む内容をターミナルから取得します。COM_Char_Scanf関数( 13?2)STM32のライブラリ関数ではなく、筆者が本書用に作成したターミナル通信用の関数です。

13?2 COM_Char_Scanf関数

関数プロトタイプ

void COM_Char_Scanf(uint8_t* ReadBuffer, uint8_t MaxLen)

動作

COMポートから入力される文字列を取得します。ENTERが入力された時点で復帰します。不用意にメモリを破壊しないよう、最大文字数が指定できます。配列の末尾にはNULL文字を挿入します。

引数

ReadBuffer

文字列を格納する配列へのポインタ

MaxLen

最大文字数

戻り値

無し

インクルードヘッダ

scanf.h

 使用する際には、以下の各ヘッダをインクルードするようにしてください。

#include “com_config.h”

#include “scanf.h”

 このサンプルでは、最初のバックアップレジスタは合い言葉用に使用していますので、残りのバックアップレジスタの数に2を掛けた数を最大数としています。

COM_Char_Scanf(RxBuffer, (BKP_DR_NUMBER-1)*2)


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