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CMSISでは、変数を宣言する際に、ISO C99に準拠して宣言することとされています。変数の宣言に際して、通常は、charやintを使用するわけですが、これだとコンパイラ毎に仕様(各宣言を何ビットと解釈するか)が異なる可能性があります。そこでint8_tの様に、intx_tとしてxに変数のビット長を挿入した形で、変数のビット長を明示的に宣言します。unsigned型はuintx_t形式です。
なおintx_t形式での宣言自体はstdint.h内で宣言されており、CMSISではこれをインクルードすることとされていますので、ユーザ側は自分でintx_tを宣言して定義する必要はありません。
表11?1 C99による変数宣言
C99に準拠しない宣言 |
C99に準拠した宣言 |
|
signed |
long |
int32_t |
signed |
short |
int16_t |
signed |
char |
int8_t |
unsigned |
long |
uint32_t |
unsigned |
short |
uint16_t |
unsigned |
char |
uint8_t |
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