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マイコン徹底入門:導入編:オープンソースでCortex-M3/STM32の開発環境を無償構築: 4. ソフトウェアのダウンロードとインストール: 4.1. 開発ツールのインストール: 4.1.2. Eclipse:

4.1.2.7. ファイルタイプの追加

 リンカスクリプトなど、C言語ファイル以外のファイルもEclipse内で編集できるようにしておくと大変便利です。

 作業としては、バイナリエディタのインストール時と同じ要領で追加できます。メニューバーからWindowsPreferencesを選択してPreferencesウィンドウを開き、Generalツリー→Editorから、File Associationを選択します。Addボタンを押したら、Add? File TypeウィンドウでFile Types:”*.ld”と追加します。

4?74 File Assocationsウィンドウで*.ldを追加した状態

 ファイルタイプの追加では、Text Editorを選択します。Text EditorEclipseが標準で内蔵しているテキストエディタです。

4?75 Editor SelectionText Editorを選択

4?76 Text Editor追加後の状態

 これで拡張子がldのファイルがEclipseのテキストエディタに関連づけられました。同じ要領で、”*.cfg” ”*.ini” ”*.script”についても、テキストエディタとの関連づけを行っておいてください。

4?77 *.scriptText Editorと関連づけた状態

4?78 *.cfgText Editorと関連づけた状態

 本書の環境ではmakefile.inというファイルで使用するマイコンボード、デバッグ用シリアルポート、書き込み方法を指定するようにしています。このファイルはmakefileにインクルードされてmakefileの一部になりますので、CDTに内蔵されているmakefileエディタで編集できれば便利です。ただ現在のCDTではmakefileというファイル名以外のファイルでは、関連づけをしてもシンタックスカラーリングされないようです。

4?79 Automatic Update機能

 EclipseにはAutomatic Update機能があり、Eclipse本体やプラグインのバージョンをチェックして、必要があれば自動的にアップデートしてくれます。Windowsのセキュリティアップデートに慣れていると、つい利用してしまいそうです。ただむやみにアップデートすると、相性等の問題で不具合が出る可能性が否定できません。ネットワーク系の機能を使わないのであれば、セキュリティ上の問題が出ることもまれですので、筆者としては、この機能はオフにしておくことをお勧めします。

4?80 Preferencesウィンドウ内のAutomatic Update設定画面


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