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7.4.2.3. タンパー割込みの有効化

 次にBKP_ITConfig関数(ライブラリ 13?8)を使用してタンパー割込を有効にします。

ライブラリ 13?8 BKP_ITConfig関数

関数プロトタイプ

void BKP_ITConfig(FunctionalState NewState )

動作

タンパー割込の有効無効を設定します。

引数

NewState

タンパー割込みの状態を以下のいずれかのマクロで指定します。

ENABLE

タンパー割込を有効にします。

DISABLE

タンパー割込を無効にします。

戻り値

無し

 サンプルプログラムではVDDが供給されている間にタンパーが発生したことを知らせるためにタンパー割込を使用しています。

/* Enable Tamper interrupt */

BKP_ITConfig(ENABLE);

 割込なのでNVICの設定も忘れずに行っておきます。

void NVIC_Configuration(void)

{

? NVIC_InitTypeDef NVIC_InitStructure;

 

??/* Enable TAMPER IRQChannel */

? NVIC_InitStructure.NVIC_IRQChannel = TAMPER_IRQn;

? NVIC_InitStructure.NVIC_IRQChannelPreemptionPriority = 0;

? NVIC_InitStructure.NVIC_IRQChannelSubPriority = 0;

? NVIC_InitStructure.NVIC_IRQChannelCmd = ENABLE;

? NVIC_Init(&NVIC_InitStructure);

}

 最後にタンパーピンを有効にしてタンパーピンの設定は完了です。

// Enable Tamper pin

BKP_TamperPinCmd(ENABLE);


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