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サンプルプログラム |
bkp_tamper |
図 13?2 回路図
タンパーピンの動作を実験するためのプログラムです。回路図は図 13?2です。
電源がオフの間でも、タンパーピンがHレベルになると、タンパー検出機能が作動して、バックアップレジスタの内容が消去されます。電源がオンの間も、タンパーピンがHレベルになると、タンパー割込みが呼び出されて、バックアップレジスタの内容が消去されます。
回路中、タンパーピンからGNDへの接続部分を切断すると、プルアップされていますから、タンパーピンへの入力がHレベルになります。この回路で注意しないといけないのは、プルアップする先をVBATにしておかないといけないという点です。評価ボードへの電源供給を切断すると、評価ボードのVDD出力は停止します。この実験ではVDDが供給されていない間にピンの電圧をHレベルにする必要があるわけですから、評価ボードのVDD出力を利用してプルアップしても、電源断の間はHレベルになりません。
また電源を切断していても、USARTのRXピンを接続したままの場合には、保護用ダイオードを経由してマイコンに電源が供給されてしまい、電源を切断したことになっていない場合があります(コラム21?1参照)。電源切断時にはUSARTピンも外すようにしてください。
バックアップレジスタの初期化やレジスタに情報を記録する方法は先のサンプルと同じです。
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