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マイコン徹底入門:周辺回路編:STM32のペリフェラルを活用: 9. 外部割込み/イベントコントローラ(EXTI):

9.1. EXTI割込み(ライン0-4)

　オンボードスイッチを押す毎にLEDを点灯、消灯させるプログラムです。外付けする回路はありません。このサンプルはEXTIラインの立ち上がりを検出しますので、オンボードスイッチがプルアップされているマイコンボードと、プルダウンされているマイコンボードでは、LEDが点灯・消灯するタイミングが異なります。プルダウンされているマイコンボードではボタンを押したときに変化しますが、プルアップされているマイコンボードはボタンを離すときに変化します。

　GPIOには、PA0からPA15といった具体に、各ポート毎に0から15までのピンがあります。EXTIも、どのピンのレベルが変化したかを判別できるように、0から15までの「ライン」が設けられています。

図 15?1 各GPIOとEXTIラインとの対応関係

＊＊＊再トレース　リファレンスマニュアルより＊＊＊

　図 15?1のように、各GPIOの0はEXTIの0に、GPIOの1はEXTIの1にといった具合に、15まで対応する形でつながっています。そのためそれぞれのEXTIには複数のGPIOポートのピンがつながっていることになりますが、実際にどのGPIOポートで外部割込みを発生させるのかは自由に設定できます。もちろんどのEXTIラインで割込みを発生させるかどうかも自由に設定可能です。

• 9.1.1. クロックの供給とGPIOの初期化
• 9.1.2. EXTIとして使用するGPIOの指定
• 9.1.3. EXTIの初期化
• 9.1.4. NVICの設定
• 9.1.5. 割込みハンドラの作成

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