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STM32のファームウェアライブラリの標準設定では、ライブラリの関数を使用しないという設定になっています。これを使用する設定に変更します。
本書の環境のmakefileでは、コンパイルオプションでマクロを強制的に定義していますので、ファームウェアのソースコードを修正しなくても動作はします。ただ変更しないままだと、EclipseのCDTがファームウェアライブラリが使用されていることを認識せず、シンタックスカラーリングなどが動作しません。そのためできれば変更しておいた方がよいでしょう。
先ほどと同じstm32f10x.hの、81行目付近が以下のようなコードとなっているはずです。
#if !defined? USE_STDPERIPH_DRIVER /** ?* @brief Comment the line below if you will not use the peripherals drivers. ?? In this case, these drivers will not be included and the application code will ?? be based on direct access to peripherals registers ?? */ ? #define USE_STDPERIPH_DRIVER #endif |
「#define USE_STDPERIPH_DRIVER」の部分のコメントを外し、ファームウェアライブラリを使用することを宣言します。上記はコメントを外した後の状態です。
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