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マップファイル(main.map)を開いてスクロースしていくと、下図のような記載が見つかるはずです。これはtextセクションという、ROMに記録するデータを表している部分です。各関数が実際にマイコンのROMのどの場所(番地)に記録されることになるのかを確認することができます。下図であればmain関数は0x080001e4番地にあり、Delay関数は0x080002d8番地にあることがわかります。
図 6?8 マップファイルのtextセクション
さらにするロールしていくと0x08から始まる番地が0x20に飛ぶ部分が見つかるはずです。その直前の部分がROMに記録されるプログラムの最後ということになります。下図では0x08001a56が最後の情報を記録しているセクションであることがわかります。このセクションは番地の右側にある(0x2)だけ続いていますので、プログラムの実際の最後の番地は0x08001a56+0x2=0x08001a58になります。ROMに記録されたプログラムのサイズはここからROMの開始番地(DFUを使用しない場合は0x08000000、DFUを使用する場合は0x08003000)を引いたものになりますので、このサンプルのサイズは0x1a58バイト(10進数で6744バイト)ということになります。
図 6?9 プログラムの最後の番地
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