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マイコン徹底入門:導入編:オープンソースでCortex-M3/STM32の開発環境を無償構築: 6. ビルドと書き込み: 6.2. フラッシュへの書き込み: 6.2.1. JTAGインターフェースを使用する場合(FT2232):

6.2.1.1. OpenOCDの設定

 まずOpenOCDの設定ファイルを修正します。まず使用するJTAGインターフェースを指定します。修正対象となるファイルは、jtagフォルダ内の、

ocd.cfg

です。

 このファイルを開くと、

#Olimex ARM-USB-OCD

#ft2232_device_desc "Olimex OpenOCD JTAG A"

#ft2232_layout "olimex-jtag"

#ft2232_vid_pid 0x15BA 0x0003

といった風に、JTAGインターフェース毎に、設定が記載されています。使用するJTAGインターフェース・評価基板に対応する4行を見つけ、

#Olimex ARM-USB-OCD

ft2232_device_desc "Olimex OpenOCD JTAG A"

ft2232_layout "olimex-jtag"

ft2232_vid_pid 0x15BA 0x0003

という風に3行分の冒頭のコメントを外してください。また使用しないJTAGインターフェースの各行をコメントアウトしてください。C言語ファイルとは異なり、行頭に”#”をつけるとコメント行となります。

 次に書き込み対象となるSTM32チップのIDを指定します。jtagフォルダ内のopenocd.cfgを開きます。

# Medium-density:Rev B/Z device : STM32-H103/STM32-P103/CQ-STARM

#set _BSTAPID 0x16410041

# High-density:Rev A device : STBee/STM3210E-EVAL/CQ-ST103

set _BSTAPID 0x06414041

 STM32-H103/STM32-P103/CQ-STARMを使用している場合には、「0x16410041」の行のコメントを外します。STBee/STM3210E-EVAL/CQ-ST103の場合には「0x06414041」の行のコメントを外します。外さなかった方はコメントアウトしておきます。


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