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Make Targetsビューのflashターゲットをダブルクリックしてください。書き込みが始まります。サンプルプログラムであればそれほど時間がかからずに終了するはずです。
図6?11 flashの実行
Consoleビューには様々なメッセージが表示されますが、最後に以下のようなメッセージが表示されていれば、書き込みに成功しています。
マイコン上のプログラムを実行させるためにはリセットが必要です。もっともJTAGインターフェースを使用した場合には、マイコンをPCからリセットさせることができます。本書のOpenOCD用のスクリプトには、フラッシュへの書き込み後自動的にリセットさせるように命令を入れてあります。書き込みが終了した時点で書き込んだプログラムが実行されているはずです。6.3を参照して、実行内容を確認してください。
wrote 2996 byte from file flash.elf in 0.328125s (8.916667 kb/s) Info : JTAG tap: stm32.cpu tap/device found: 0x3ba00477 (mfg: 0x23b, part: 0xba00, ver: 0x3) Info : JTAG tap: stm32.bs tap/device found: 0x06414041 (mfg: 0x020, part: 0x6414, ver: 0x0) target state: halted target halted due to debug-request, current mode: Thread xPSR: 0x01000000 pc: 0x08000b44 msp: 0x20010000 |
コラム 6?1 リセットボタンの無いマイコンボードのリセット
CQ-STARMやCQ-ST103Zのようにリセットスイッチが実装されていないマイコンボードでも、FT2232とOpen-OCD経由で接続している場合には、PCからの操作でリセットが行えます。物理的にリセットボタンが押せない状況であったり、リモートデスクトップ環境で開発したりしている場合に便利です。 具体的には、12.2.2に記載したのと同様の方法でExternal ToolsにOpenOCDを登録します。このときArguments欄には「-f reset.cfg」と指定します。reset.cfgはOpenOCDにリセットだけを行わせる命令を書き込んでいる設定ファイルです。設定ができたら後はツールバーから、今の手順で作ったボタンをクリックするだけでマイコンのリセットができます。 図 6?12 リセット用のExternal Toolsの設定
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