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ブレッドボードではポイント(ブレッドボードに無数に開いている小さな穴)とポイントの間の結線のためにジャンパ線を使用します。サンハヤト、秋月電子、ストロベリーリナックスから各種のサイズのものが発売されていますし、ブレッドボードとセットになっている場合もあります。DOS/Vパソコンの自作用パーツで「ピン配列変換ケーブル」との名称で売られているものも、オス-メス用のジャンパとして使用できます。なお単線のものはサイズがぴったり収まる場合は、すっきりと配線できるのでよいのですが、長さが中途半端になるケースが多いので注意しましょう。
写真 13?7 サンハヤトのジャンパ線 品質が高い
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写真 13?8 自作パソコン用のピン配列変換ケーブル
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写真 13?9 単線のジャンパ線 コンパクトに収まるが取り回しが難しい
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ジャンパ線は導線の先にコンタクトピンをつけただけのものですので、自作も簡単です。長いものは自作した方が安くあがることが多いでしょう。
また通常販売されているジャンパ線は両端がオスになっていますが、本書ではオス-メスのジャンパ線も使用します。本書で紹介するマイコンボードはいずれもヘッダピンが2列になっているためそのままブレッドボードに挿すことができません。普通のブレッドボードではどの向きで差し込んでも端子間がショートしてしまいます。
そこで試作の際に使用するピンだけ引き出してブレッドボードに接続します。その際にはオス-メスのジャンパ線を使用し、ヘッダピンにはメスのピンをつけたジャンパ線を接続するようにし、そのオス側をブレッドボードに接続します。オス?メスのジャンパ線も、あまったケーブルを利用して簡単に自作できます。時間のない方やピンの圧着に自身が無い方は、ストロベリーリナックスや共立電子で圧着済みのものが売られていますのでこれを利用しましょう。メス-メスのもののあると便利です。
写真 13?10 オス-メスのジャンパ線(左)とメス-メスのジャンパ線(右)
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写真 13?11 ストロベリーリナックスのジャンパ線 単価が安い
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コラム 13?1 ブレッドボード用の自作ハーネス
ブレッドボードを使って試作をする場合、コンタクトピンと各種のコネクタ等への変換用のハーネスを作っておくと便利です。 写真 13?12 バナナプラグ テスターとの接続に使用 ***P3041090***
写真 13?13 ワニ口クリップ 直接挿せないものを接続するときに使用 ***P3041091***
写真 13?14 ピンプラグとジャック 音声信号の入出力に使用 ***P3041092***
写真 13?15 ピンプラグはメスも作っておくと便利 ***P3041093***
写真 13?16 ピンプラグ モノラル用 スリーブが付いていないのは単に無くしたから ***P3041094***
写真 13?17 BNCプラグ オシロスコープで観測する際に使用 ***P3041095***
写真 13?18 ショート用のピン 連結フレームを使って作ったもの ***P3041097***
写真 13?19 こうするとブレッドボードのピンを一気にショートさせられる ***P3041098***
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コラム13?2コンタクトピンの圧着
ピンの圧着が自分できるようになると、好きな長さのワイヤーハーネスを工作をしているその場で作れるようになります。慣れるまではピンをいくつか無駄にするかもしれませんが、もとはすぐにとれるでしょう。 圧着はラジオペンチでもできないわけではありませんが、圧着ペンチがあると作業性が上がります。ピンをあとあとケーシングに格納する場合、ラジオペンチで圧着したものはケースに入らないことがありますので気をつけてください。 写真 13?20 圧着ペンチ 対応線径を確かめてから調達すること 通常の電子工作では細いものに対応できる必要有り ***P2200807***
圧着は要は電線を挟み込むだけなのですが、被覆部分を挟む方は、あまり力を入れすぎると電線を断線させてしまう場合があります。 ケーシングに入れる前に、圧着後のピンを横から眺めてみて、反り返っているようであればラジオペンチと指を使ってまっすぐにしておきましょう。曲がったままだと途中までしかケーシングに挿入できません。 |
コラム13?3電線の太さの表記方法
電子部品店に電線を買いに行くと、電線の太さが、「AWG28」といった形で書かれている場合と、「0.08sq」といった形で書かれている場合があります。この2つは実は同じ太さなのですが、AWGというのは「American Wire Gauge」の略で、sq(スケア・スクエア)は「平方ミリメートル」の意味した単位です。たまに直径が記載されているケースもあります。 電子工作でよく使用する電線の太さは、各単位で表現すると以下のように換算できます。
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