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マイコン徹底入門:導入編:オープンソースでCortex-M3/STM32の開発環境を無償構築: 13. ブレッドボードの使用法: 13.4. ブレッドボードの使用の実際: 13.4.1. 部品の準備:

13.4.1.3. 電池ボックス

 試作の際の電源には筆者は乾電池を利用するようにしています。これは試作の際にはうっかりショートさせてしまうことがあるのですが、ACアダプタや安定化電源を使用していると、これらを痛めてしまうことがあるためです。ブレーカーが落ちてしまうかもしれません。乾電池ならショートさせてもよいということではありませんが、安価で交換も容易ですから、痛めてしまっても経済的なダメージは少ないでしょうし、コンビニで買えますから、試作を中断しなくて済みます。ただ充電電池はショートの際には大電流が流れ危険ですので注意しましょう。

 ブレッドボードには上部に電源用のターミナル端子がついているものが多いです。ただ電池を利用している場合には、これを利用するメリットはあまりありません。電池ボックスについているリード線の先にコンタクトピンをつけておき、ブレッドボードに直接差し込んで利用するのが簡単です。電池が2本直列になる電池ケースと、4本直列になる電池ケースを用意しておけば、だいたい間に合います。

写真 13?21 コンタクトピンを付けた電池ボックス

***P3071270***

コラム13?4電源側に付けるコネクタ

 本文中で電池ボックスにコンタクトピンをつけると紹介しましたが、本来はこれはやってはいけません。電源側にオスのピンをつけてしまうと、うっかり端子をさわって感電してしまったり、何かの拍子でピン同士が接触してショートさせてしまったりする恐れがあります。家庭用のAC100Vのコンセントで、壁側がメス、電化製品側がオスになっているのも同じ理由です。

 筆者はラジコン用の充電電池に誤ってオスのコネクタをつけてしまい、知らないうちに鞄の中でショートしていて、鞄を焦がしたことがあります。

 ブレッドボードでの試作の際にも、本来はメスコネクタをつける方が望ましいのですが、配線の簡易化のためこのような方式を採りました。試作の際にはショートさせないようくれぐれも注意し、使用しないときは電池ボックスから電池を抜いておきましょう。


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