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ここで回路内での電圧値と電流値を計測しておきましょう。
まず電圧です。測定対象となる部品の両端のポイントにテスターへのリード線を差し込みます。ここではまず電池、抵抗、LEDの両端の電圧を測定してみましょう。なお回路図では複数の電圧計・電流計を記載していますが、テスターは一つしかないでしょうから、各ポイントを順番に測定してもらえば構いません。
図 13?4回路図
写真 13?31 電池の電圧の計測結果
***P3071309***
写真 13?32 抵抗の電圧の計測結果
***P3071310***
写真 13?33 LEDの電圧の計測結果
***P3071311***
次に電流です。電流の測定は回路中に電流計を入れ込む必要があります。図のように回路の一部を開いた形に配線を変更し、その間にテスターが入る形で接続しましょう。
図 13?5回路図
写真 13?34 回路を開いて電流計をつないだ状態 先の回路とほとんど変更が無いところに注目
***P3071275***
写真 13?35 電流の計測結果
***P3071308***
計算値である12mA((3-1.8)÷100)に近い値となっていれば問題ありませんね。
さてここで抵抗を約5倍の値となる470Ωに変更してみましょう。LEDが暗くなる一方で、消費される電流値が2mA程度に抑えられたのが確認できれば成功です。
ブックガイド 4 計測器の使い方
金沢敏保他;『改訂新版テスタとディジタル・マルチメータの使い方』,CQ出版社,2006年1月. 計測の原理から解説されています。これを読むまではテスタに使い方も何も無いだろうと思っていたのですが、読んでみると学ぶことが多いです。
小澤智他;『オシロスコープ入門講座』,電波新聞社,2005年4月. アナログオシロも含めたオシロの使用方法が解説されています。アナログオシロには利点が多いということを再認識させられます。
漆谷正義;『ディジタル・オシロスコープ活用ノート』,CQ出版社,2007年7月. デジタルオシロ特有の使用法が図で詳しく解説されています。 |
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