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これまで紹介したLEDの場合には、一つのセグメント、一つのドットをマイコンで直接操作していました。しかしキャラクタ液晶で同じようにドット毎に操作しようとすると大変なことになります。というのも、一つの文字が横5ドット、縦7ドットで構成されており、16桁2行もLCDならば全部で32文字あります。ドット数でいえば合計で1120ドットです。ドットマトリックスLEDを表示させたときと同じ要領で操作すれば、マイコンで表示をコントロールできないわけではありません。しかし、そのような処理を行っていると、マイコンの計算資源が大幅に消費されてしまいます。そのため多くのLCDモジュールでは、液晶をコントロールするためのICを内蔵しています。コントローラICに対して、シリアル通信やパラレル通信でデータや指令を送信するだけで、データに対応する文字を表示したり、消去やカーソル移動などの指示に応じた動作を行ったりできるのです。マイコン側は表示するデータと指令を送信するだけですので、LCDの個々のドットの表示には関与しなくてよくなります。
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