マイコン入門spacer ad
トップページに戻る(マイコン徹底入門:STM32で始めるARM/Cortex-M3組み込み開発)
「マイコン徹底入門」とは? |  「マイコン徹底入門」を読む |  ダウンロード |  掲示板 |  筆者の自己紹介


Previous: 2.3.2. 表示方法

Up: 2.3. キャラクタ液晶の利用

Next: 2.3.3.1. 接続


マイコン徹底入門:周辺回路編:STM32のペリフェラルを活用: 2. 汎用入出力(GPIO): 2.3. キャラクタ液晶の利用:

2.3.3. HD44780互換LCDコントローラ

 キャラクタ表示方式のLCDコントローラとして定番なのが日立のHD44780です。フォント(文字をどのようにドットとして表現するかのデータ)を内蔵しており、マイコン側からは文字コードを送るだけで文字を表示できます。そして表示内容を記憶するためのRAMを内蔵しているため、マイコン側は一度文字コードを送ってしまえば、表示内容を管理する必要がありません。データの送信方式は4ビット又は8ビットの同期式パラレル送信方式です。コントローラに対しては、クロック信号で同期させながらデータを送信することになります。

 ちなみに店頭で販売されているキャラクタ液晶に内蔵されているのはHD44780「互換」コントローラがほとんどです。互換と謳っていますので、基本的にはどれでも同じ方法で操作できますが、様々な製品があり(写真 6?37/写真 6?38)、データ送信タイミングや電源電圧等が微妙に異なったりしますので、挙動がおかしいなと思ったときには、実際に入手したLCDのデータシートでデータ送信タイミングを確認するようにしましょう。

写真 6?37 様々なHD44780互換液晶 ピンの機能は同じなので同じロジックで通信できる

***P3041016***

写真 6?38 グラフィック液晶 HD44780とは互換性がない 表現力は高いがフォントもマイコンから送信しないといけないのでマイコン側の負担が重くなる

***P3041021***


Previous: 2.3.2. 表示方法

Up: 2.3. キャラクタ液晶の利用

Next: 2.3.3.1. 接続


このページはITと知的財産の法律情報「法務ネット」の管理人が制作・運営しています。
_Toc266801166