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マイコン徹底入門:周辺回路編:STM32のペリフェラルを活用: 10. 低電力モード: 10.5. STOPモード: 10.5.1. GPIOによるモード復帰:

10.5.1.1. STOPモードへの移行

 STOPモードに入るには、PWR_EnterSTOPMode関数(ライブラリ 16?1)を実行します。

ライブラリ 16?1 PWR_EnterSTOPMode関数

関数プロトタイプ

void PWR_EnterSTOPMode(uint32_t PWR_Regulator, uint8_t PWR_STOPEntry)

動作

STOPモードに入ります。

引数

PWR_Regulator

マイコン内部の電圧レギュレタの状態

PWR_Regulator_ON

レギュレタを通常通り作動させます。CPUコア、デジタル周辺回路、メモリに電力が供給されます。

PWR_Regulator_LowPower

レギュレタがローパワーモードになります。メモリを保持するのに最低限必要な電力のみ供給されます。

PWR_STOPEntry

STOPモードに入る方法を指定します。

PWR_STOPEntry_WFI

WFI命令でSTOPモードに入ります。

PWR_STOPEntry_WFE

WFE命令でSTOPモードに入ります。

戻り値

無し

 サンプルプログラムでは、電圧レギュレタをローパワーモードにして、WFI命令でSTOPモードに入っています。電圧レギュレタをローパワーモードにした場合、電力消費を抑えることができますが、STOPモードからの復帰に要する時間が若干長くなります。

/* Request to enter STOP mode with regulator in low power mode*/

PWR_EnterSTOPMode(PWR_Regulator_LowPower, PWR_STOPEntry_WFI);


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