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マイコン徹底入門:周辺回路編:STM32のペリフェラルを活用: 3. タイマ: 3.1. 入力スキャニング処理: 3.1.3. 転倒センサ:

3.1.3.2. 特性の確認

 それでは先ほどと同じように、マイコンに接続する前に、特性を確認しておきましょう。製品としての推奨動作電圧は5Vのようですので、3.3Vで動作させるとどのような結果となるかは自分で確認しておかないといけません。

 RLをいろいろと変えてみて、出力がどう変化するか確認します。 8?17が筆者の実験結果です。

8?17 Tip点灯スイッチの実測特性

 

コレクタ接続

エミッタ接続

RL

ON(水平)

OFF(傾斜)

ON(水平)

OFF(傾斜)

10kΩ

1.9V

3.2V

1.2V

0.05V

47kΩ

0.18V

3.0V

3.0V

0.25V

100kΩ

0.14V

2.7V

3.1V

0.47V

220kΩ

0.12V

2.0V

3.1V

1.1V

470kΩ

0.1V

0.90V

3.1V

2.4V

 コレクタ接続の場合には、RL10kΩ、470kΩの時はマイコンの入力条件を満たしません。そこで中間の100kΩぐらいが望ましいと考えられます。一方エミッタ接続の場合は、条件がシビアで、RL10kΩ、220kΩ、470kΩの時は入力条件を満たしません。47kΩと100kΩの中間ぐらいに設定すればよいということがわかりますが、可能であればコレクタ接続で使用した方がよいでしょう。


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