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5.1.2. バイナリセマフォの作成

 バイナリセマフォを使用するためには、使用前に、バイナリセマフォを作成しておく必要があります。まず、キューを作成したときと同じ要領で、バイナリセマフォ用のxSemaphoreHandle型でハンドラ用変数を宣言します。

static xSemaphoreHandle xBinarySemaphore;

 次にvSemaphoreCreateBinary関数でバイナリセマフォを作成します。実際には「vSemaphoreCreateBinary」は関数ではなくキュー用の関数を呼び出すマクロなのですが、ここでは便宜的に関数として解説します。

関数名

vSemaphoreCreateBinary関数

関数プロトタイプ

vSemaphoreCreateBinary( xSemaphoreHandle xSemaphore )

動作

セマフォのための領域を確保して、そのセマフォのためのハンドラを作成します。

引数

xSemaphore

作成するセマフォのハンドラ用変数を指定します。

戻り値

無し

 サンプルプログラムでは以下のようにしてバイナリセマフォを作成しています。キューの時は戻り値がハンドラでしたが、こちらは引数がハンドラです。

vSemaphoreCreateBinary(xBinarySemaphore);

 これでセマフォの作成は完了です。


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