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マイコン徹底入門:導入編:オープンソースでCortex-M3/STM32の開発環境を無償構築: 6. ビルドと書き込み: 6.2. フラッシュへの書き込み: 6.2.3. DFUを使用する場合: 6.2.3.4. DfuSeを使用する場合:

6.2.3.4.2. DFUファイルの書き込み

 DFUファイルの書き込みには、DfuSe Demonstrationを使用します。スタートメニュー→プログラム→STMicroelectronicsDfuSeDfuSe Demonstrationから起動できます。

6?36 DfuSe Demonstration起動画面

 起動時は上記のように特に何の設定値も表示されない状態になっています。ここでDFUモードになっているSTM32マイコンボードを接続すると、下図のようにAvailable DFU and compatible HID Devices欄に「STM Device in DFU Mode」と表示されます。Select Target欄にはNameの列にInternal_Flashと表示されたターゲットが表示されます。ファームウェアの種類によってはSPI Flash等が表示される場合もあります。

 ここでUpgrade or Verify Action欄のChooseボタンをクリックします。

6?37 DFUモードのマイコンボードを接続したときの画面

 するとSTM32に書き込むDFUファイルの所在を聞かれますので、先ほどDFU File Managerを使用して作成したDFUファイルを指定します。

6?38 DFUファイル指定画面

 「このDFUファイルが接続しているデバイス用のものかわかりませんが続けますか」と問うダイアログが現れますので、「はい」をクリックします。

6?39 接続対象確認画面

 すると書き込みが始まり、画面下欄のプログレスバーに進行状況が表示されます。通常はすぐに書き込みが終わるでしょう。

6?40 書き込み中の画面

 下図のように「Upgrade successful」と表示されれば書き込み成功です。

6?41 書き込み成功画面

 DFUファームウェアはマイコンをリセットさせる機能を持っていないようですので、書き込みが終了したら、手動でリセットします。リセットボタンを押すか、電源を一旦外した後再び接続します。


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