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ここでデバッガの実行が始まるのですが、Workspaceをおいているパスに日本語含まれていたりすると、図 12?27のようにソースコードが見つからないというエラーが出ます。なお図12?31のように「<symbol is not available>0x00000000」となっている場合には、ソースコードを見つけられないということではなく、0x00000000番地で対応するコードを対照できないという意味です。0x00000000番地はそもそもユーザープログラムを置く場所ではなく、コードが無いこと自体は問題ありませんので、そのまま進めて下さい。
ソースコードが見つからなくても、手動で一度ソースコードがある場所のパスを設定すると後は自動的にソースコードを見つけてくれます。Locate File...をクリックします。
図 12?27 ソースを見つけられなかった場合 Locate File...をクリックする
ここではstartup_stm32f10x.sが見つからないというエラーですので、このファイルがある場所(lib/CMSIS/CM3/DeviceSupport/ST/STM32F10x)を開いて、ファイルを指定します。
図 12?28 startup_stm32f10x.sを指定する
指定してEclipseがファイルを見つけられるようになると、ビューにソースコードが現れます。ハイライトされている行が現在停止中のポイントです。
図 12?29 ソースコードが表示されたところ 停止位置が示されている
Locate File...ボタンからファイルを指定すると、自動的にソース探索パスが追加されます。Debug Configurationsウィンドウを開いてSourceタブを選択すると、Path Mappingというパスが追加されているのが確認できます。
図 12?30 パスが追加された状態
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