マイコン入門spacer ad
トップページに戻る(マイコン徹底入門:STM32で始めるARM/Cortex-M3組み込み開発)
「マイコン徹底入門」とは? |  「マイコン徹底入門」を読む |  ダウンロード |  掲示板 |  筆者の自己紹介


Previous: 12.2.3.6. 変数の確認

Up: 12.2.3. デバッガの実行

Next: 12.2.3.8. ブレークポイントの設定


マイコン徹底入門:導入編:オープンソースでCortex-M3/STM32の開発環境を無償構築: 12. デバッグ: 12.2. デバッガ: 12.2.3. デバッガの実行:

12.2.3.7. ステップ実行

 デバッグ実行中はいわゆるステップ実行によるコントロールができます。プログラムの実行をSuspendさせると、以下の各ボタンが使用できるようになります。

12?42 Step Intoボタン

12?43 Step Overボタン

12?44 Step Returnボタン

 Step Intoボタンはその時点で停止している行(コードビューでハイライトされている行) 1行分を実行します。その行が関数の場合には、その関数に入って、関数の最初の行(最初の命令の手前)で停止しします。

 Step Overボタンもその時点で停止している行の次の行1行分を実行します。ただしその行が関数の場合には、その関数全体を実行し、関数から脱出したところで停止します。

 Step Returnボタンはその時点で実行中の関数を最後まで実行し、関数の呼び出し元に戻ったところで停止します。

 なお今から実行しようとする行が、このサンプルプログラムのDelay関数の中身のように、内容を含んでいないforループの場合には、Step IntoボタンやStep Overボタンをクリックすると、プログラムをResumeさせたのと同じ状態になってしまいます。ステップ実行させたい場合には、Step Returnボタンをクリックしてください。


Previous: 12.2.3.6. 変数の確認

Up: 12.2.3. デバッガの実行

Next: 12.2.3.8. ブレークポイントの設定


このページはITと知的財産の法律情報「法務ネット」の管理人が制作・運営しています。