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サンプルプログラム |
pwr_sleep_wfi |
図 16?2 回路図
SLEEPモードを利用するためのサンプルプログラムです。回路図は図 16?2です。
GPIOX5に接続されたスイッチを押すと、マイコンがSLEEPモードに入ります。動作中はTIM3CH1でLEDを点滅させています(0.1秒間隔)。SLEEPモードでは周辺回路は動作し続けますので、SLEEPモードに入った後もLEDは点滅し続けます。SLEEPモードに入ったことがわかりやすいように、SLEEPモードに入る直前に、点滅スピードを遅く(0.5秒間隔)しています。SLEEPモードに入ると、消費電流が大きく減少します(写真 16?1/写真 16?2)。
写真 16?1 SLEEPモードに入る前の実測電流値(STBeeを使用)
***P1010792***
写真 16?2 SLEEPモードに入った後の実測電流値(STBeeを使用)
***P1010794***
このサンプルプログラムではWFI命令を使用してSLEEPモードに入ることにします。WFI命令を実行してSLEEPモードに入った場合には、周辺回路で何らかの割込みが発生すれば、RUNモードに戻ります。
サンプルプログラムではGPIOX5でEXTI割込みを発生させて割込みから復帰させています。そのためEXTI割込みの設定を行っています。設定方法はEXTIの章で紹介した設定方法と同じです。
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