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STANDBYモードでは、SRAMやレジスタへの電源供給も停止し、稼働するのはバックアップドメインとなります。そのためごく僅かな電力しか消費しません。もっともSRAMやレジスタの情報が失われている以上、RUNモードへの復帰時は、プログラムはリセットされたときと同様に、最初からスタートします。
リセットされたのと同じになるのであれば、マイコンの電源を切ってしまった方が電力の節約になるようにも思えます。しかしSTANDBYモードからの復帰に必要なのはWAKEUPピンへの立ち上がりエッジ信号の入力だけですので、電源のオンオフのコントロール回路を外部に実装するよりは簡単です。またRTCアラームを使って復帰することもできますので、ある程度自律的な電源コントロールが可能です。
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