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5.1.2.3. コマンドモードへの移行

 以下XBeeモジュールの設定方法の要点を紹介します。XBeeはコンパクトながら非常に多機能なモジュールで、他にも様々な設定項目があります。詳細についてはメーカーが提供している資料「XBeeR/XBee-PROR OEM RF Modules? Product Manual v1.xCx - 802.15.4 Protocol」を参照してください。

 標準的なXBeeモジュールの場合、設定を記憶できないので、電源を投入する度に、IDやアドレスを設定する必要があります。電源投入時はXBeeモジュールは通常の通信状態になっています。設定を行うにはコマンドモードに入る必要があります。コマンドモードに入るためには「+」を素早く3回入力してから、1秒以上待ってください。+のあとに改行を入力してはいけません。正常に受け付けられれば、ターミナルに「OK」レスポンスが返されます。

 このあとはコマンドを入力すれば、XBeeモジュールはこれに対する反応を返します。コマンドはすべてAT○○という4文字の英数字になっています。○○の部分がコマンド名です。試しに、

ATVR?

と入力してみてください(?はEnterの入力です)。コマンドを入力したあとは改行を入力します。コマンドは大文字でも小文字でも構いません。VRはファームウェアのバージョンを問い合わせるためのコマンドです。

10CD

という風にバージョン番号が返されれば成功であり、コマンドモードが正常に機能しています。


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