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802.15.4規格では、同じチャンネルを、さらにPersonal Area Network(Pan)という概念で複数のグループに分けて使用します。Panのグループの番号をPan IDと呼んでいます。802.15.4規格の通信ノード(通信の主体となる個体という程度の意味です)は、自分に設定されているPan IDと同じPan IDが設定されている通信ノードとのみ通信ができます。他のPan IDが設定されているノード間の通信は聞こえてきませんし、こちらの通信内容が伝わることもありません。これにより一つのチャンネル(周波数帯)を、同時に複数のグループで使用することができます。なおPanは通信内容を漏らさないという意味でのセキュリティのために使用するものではありません。Pan IDは一定数しかありませんので、総当たりをすればすぐに使用中のIDがわかってしまいます。セキュリティのためにはAES等の暗号化を利用する必要があります。
Pan IDを設定するコマンドはIDです。初期値は以下の通り3332になっています。
ATID? 3332 |
ここでは以下の通りPan IDを7777に設定しました。数値に深い意味はありません。
ATID7777? OK |
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